波兎
【佐賀県武雄市】





兎は十二支を決める時、手ぶらで
来てしまった非礼をわびて火に飛び込むも
火が消えてしまったという故事から
火事除けの守り神として鏝絵の題材となった。
古伊万里や染物の題材としても「波に兎」はよく使われる。
こちらは因幡の白うさぎの裏話で
ワニにやられる話が実は隠岐の島を平定した部隊の武勇伝
から来ていると言われている。
また安産で多産のため子孫繁栄を願う縁起ものでもある


この土蔵のうさ子ちゃんは
淡いピンクの彩色の円で
月をイメージしているのだろうか
構図ともになかなか秀逸な作品だよな〜

(2006 5 19)