「仁比子と名無し子の家ができた!」
偶然、中学時代の同級生に会った。
これまた偶然だがほていわたちゃん隊員も知り合いの人だ。
今は、マタニティ、ベビー用品店で働いているらしい。
その場は今からお仕事に行くということですぐ別れたが
冷やかし半分、お店にいってみることにした。
実を言うとここで狙っていたものがあるのだ・・。
ひととおり世間話をして、ころあいを計って切り出す。
「あのさ、へその緒入れる箱なんか売ってない?」
「?????」
目を丸くして、予想通りの反応!
あははは!実はケサランパサランの家となる桐の箱、
どっかでおいてないかなあ?と考えた末、
ここに置いてるんじゃないかと読んでいたのだ。
しばし爆笑の末
「何に使うと?また変なもの探してるんやねえ!」
といいつつも、ずっと陳列棚の奥にしまいこまれた
デッドストックとも言うべき一品を探し出してくれた。
実を言うと最近はへその緒はほんの先っちょだけしか保存しないため
昔のような桐の箱はでかすぎて売れないそうだ。
全く売れないので気になってはいたが、まさかこんなとこで
探している人がいたとは・・と驚きの表情だ。
レジへ持っていくと、まさかほんとに買うとは思わなかったらしく
またウケまくっていた。
い、いかん!また俺、変人扱いされる・・。
いやありっぱな品だ。
金色に輝く文字で「御産毛納器」「御臍帯納器」とある。
裏には父、母、出生地、身長、体重を書く欄までも!
うーん、出生地、身長はまだしも、親はわからんなあ。
体重なんてかなり精密なはかりが必要なんだが・・。
まあとりあえず袈裟雄、ぱさ子を入れるには小さすぎるようだが
仁比子、名無し子を入れるには丁度よさそうだ。
噂では共食い?するらしいので別居させんとなあと考えていた矢先だ。
よし!引越しだ!