「後半戦開始」2003年7月19日 アルビレックス新潟戦

今日からJ2後半戦START。中断期間すごく長く感じたなあ。
前日からの豪雨が今朝まで続き今日の開催が危ぶまれたが
奇跡的に夕方から晴れ。Road to 25000 in 鳥栖スタジアムの
初戦とあって今日は大事な試合だ。

対する新潟J1昇格に向けて驀進中とあってスタジアム入る前から
大応援団の気勢が聞こえてきた。(鳥栖ゴール裏より多いような・・)

そういうわけで福岡地区は洪水(特に博多駅は水浸し)、長崎本線は
特急の脱線事故の影響あってか残念ながらRoad to 25000 in 鳥栖スタ
初日の目標には届かなかった。しかし今日はビッグフラッグも登場、
ゴール裏の熱気は一段とヒートアップ!
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前半戦の終盤はアンドレコーチが「テストマッチ」と称した
実験的布陣で非難を浴びたが、今日も主力の2トップ
佐藤大実とジェフェルソンを累積警告で欠き、ボランチ佐藤陽彦も
ケガで調子を落としており苦戦の布陣となった。
        米山 鳴尾
小石                ジュニーニョ
        川崎  鈴木
 中村    川前  朝比奈    古川
          藤川
古川を右サイドに置き、本来右サイドの鈴木が
ボランチの位置に入る
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新潟は目下J2得点王のマルクス、上野を2トップ
サイドにファビーニョ、深澤と強力な攻撃陣だ。
前半開始早々、左サイドでファビーニョに切り込まれ
こらえ切れず古川が出す。
そこで得たコーナーキック、ファーサイドに完全フリーで詰めていた
上野にヘッドで合わせられあっけなく失点。
まだ始まったばかりの不意打ちだった。
ただあまりにも明確な攻撃パターンに上野をフリーにしたのは問題ありだよな。
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試合はその後膠着状態が続く。
今日はボランチに入った鈴木がマルクスを徹底的にマーク
右CB朝比奈と共に仕事をさせない。
新潟の攻撃は圧倒的にファビーニョの左サイド攻撃、
今日右にはいった古川もよく止めていたと感じた。
鳥栖は前線に高さのある選手がいないため
細かなパス回しで相手陣内に攻め入るが最後のシュートまでの
形を作れない。
唯一前半38分、川崎-ジュニーニョ-鳴尾とつなぎ、決定的チャンスかと
思われた。が安が鳴尾をペナルティエリア内で削りPK!
蹴るのは川崎。「ここで外したら笑うしかないな」うちらがそうつぶやいた瞬間
川崎がゴール左に放ったシュートを新潟GK野澤がブロック!
「あちゃ〜!」へたりこむ鳥栖サポ。
完全にコースを読まれていた、というか野澤の反応を誉めるしかなさそうだ。
新潟サポの魂が乗り移ったような好セーブだった。
結局この後に得たコーナーキック、スローインも活かせず
前半の決定的チャンスを逃した。しかも前半終了の主審の笛は鳥栖のチャンスの場面・・
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ハーフタイム、県庁内でサポーターを結成したという古川県知事がスピーチ。
甲高い声でサガン鳥栖は県の広告塔うんぬんと熱弁。
スポンサーのない現状で今、一番頼りになるのは県関係しかない。
鳥栖サポーターからもやんやの拍手。
試合終了後もゴール裏で挨拶。フルカワコールが鳴り響いた
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後半またもや悲劇の予兆。
PAわずか外で朝比奈がマルクス?を後ろから倒し
レッドカードの一発退場!残り時間を考えれば圧倒的に不利。
悪夢の大量失点の雰囲気さえ漂い始めた。
ただそこで守りを厚くしないのが鳥栖。
SBの古川を下げ田村、ジュニーニョと服部を交代と
またもやFW選手5人で対抗する。
この変わって入った田村のスピードが功を奏してとても
一人少ない人数で闘っているとは思えないような試合運びをみせる。
ただ幾度となく鳴尾にボールが集まるものの、鳴尾のヘッドはそれるばかり・・。
バレーの時間差攻撃よろしく服部のスルーと
トリッキーなプレーでシュートチャンスを演出するもゴールならず。
守りも全員守備で凌ぎきり、一人少ない中での失点ゼロと
敗れはしたものの内容のある試合だった。
ただCB川前が負傷退場、川崎も痛んでいただけに
朝比奈の出場停止に加えて次節中央のラインがかなり不安材料となった。
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試合終了間際鈴木、アンドレコーチ、反町監督なんかもめごとあっていたようだ。