「金星スルリ」2003年7月26日サンフレッチェ広島戦

今日から梅雨明け。夕方の鳥栖スタジアムは夏休み無料招待となった
子供を始め、広島の大応援団が詰め掛けた。
俺、個人的には昨晩から食あたりっぽくて一晩中うなされていたにも
かかわらず、鳥栖の試合には這ってでも駆けつけたくなるんだよな〜。
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首位の広島と戦うに当たって今日は守備が不安視された。
センターバックの川前、朝比奈がともに出場できず、
Wボランチを組む川崎がケガで戦線離脱、佐藤陽彦もケガが微妙なところだ。
今日は、井手口、宮川という新しい組み合わせ、本来サイドバックの鈴木が
ボランチに入る。
       鳴尾 大実
小石             ジュニーニョ
      陽彦   鈴木
中村    井手口 宮川   古川
         藤川

今日は珍しく東から西へ風が吹いてるなあと思いきや、
いつも前半東から西へ攻撃するサガンが今日はサイドが逆!
なんだか違和感のある試合となった。

序盤攻め込まれたサガンは左サイド駒野のオーバーラップに苦心する。
中村が攻め入った後の穴となる左がどうも弱いように感じた。
前半10分一瞬の隙を突かれ、マルセロのポストから
李のミドルボレーを豪快に決められ先制されてしまう。
鳥栖はスピードのある選手を前線に集め、細やかなボール回しで
攻め入るも広島の最終ラインのコントロールが絶妙で
オフサイドトラップにひっかかりシュートまで持っていけない。
これがJ1で永らく戦ってきたサッカーか!
ただ、鳥栖守備陣も奮起し、高い位置でのプレスも効いて
井手口、宮川も失点時以降は安定を取り戻したようだ。
流れは鳥栖に傾きカウンターから切り込んだ小石からのクロスに
佐藤大実が詰め、ゴール左隅に同点ゴール!
そして10分後には鳴尾-小石-鳴尾と細かくつないで逆転弾!
その後も攻めつづけるサガンは小石のフリーからのヘッドが
惜しくも外れ、追加点はならなかったものの
三度目の対戦のJ2王者広島に3たびリードする展開となった。
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前半リードのまま後半に突入。
しかし後半のサガンは前半で功を奏した前線でのプレスが効かず
圧倒的に自陣で守勢に回される。
広島前線へのクロスには3枚も4枚も飛び込める選手がおり、
バリエーション豊かな広島の攻撃に守備は翻弄されっぱなし。
ただ広島FWのマルセロ、突破にキレがあるようにみえてシュートがへなちょこで
99パーセント決められるかと思った、完全フリーのシュートを予想もできない
コースにふかして鳥栖はギリギリで同点を免れた。
そればかりかことごとく広島のシュートは鳥栖ゴールポストに守られ、
金星までのこり2分。
悪夢はここから。
広島右サイドで得たFKに途中出場の大木が飛び込み
せっかくのリードは水の泡。
毎度毎度の閉店間際の失点で幕尻からの横綱への土はならず。
健闘光った試合だったがう〜ん、またもや後半に運動量が愕然と落ちるのは
前半戦と変わってない。
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この日の引き分けで開幕から独走していた広島を
首位の座から引き摺り下ろした。新潟サポ、感謝しな!