観戦記その2 02年8月21日 対湘南ベルマーレ 鳥栖スタジアム

「巨大な壁」


ここのところ6戦負けなし、ホーム3連勝中のサガン鳥栖、

今日も負ける気がしない。

移籍後守りの要として機能している前田が前回の退場で出場停止。

ちょっと痛い。替わりにここんとこほとんど出てない?山道。

大丈夫やろうか?三好はなんでださんと?

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前半は相手の一対一からのシュートミスにも救われたが、

どちらも決定機がないまま静かにゲームが流れていく。

ベルマーレといえば平塚時代ノーガードの超攻撃的サッカーの

印象が強かっただけに全員下がり気味の今日は拍子抜けだ。

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チャンスは急に訪れた。

移籍後、斬り込み役として期待されながらもケガで戦列を離れていた田村が

ドリブル突破!こらえきれず相手ディフェンダーが

ペナルティエリア内で倒す。・・・・・PKだ!

ここのところほとんどフリーキックを蹴っているビスコンティが

難なくど真ん中に決めて先制!!

前半はこのまま終了。また連勝か!?


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しかし後半は湘南の栗原、高田が両サイドから切り込んでくるのに苦しむ。

ほとんどカウンター狙いだが冷や冷やもんの場面ばかりだ。

辛うじてクリアするもほとんど湘南に拾われる。

一方、サガン鳥栖は敵の長身ディフェンダー186cmのパラシオス、

189cmの富永にことごとくチャンスの芽をつまれる。

全く中央へボールがあつまらないのだ。

この二枚の厚い壁がたちふさがる中、全くチャンスの無いまま

こちらの守備はなされるがままに突破を許し、

同点、そして逆転ゴールを立て続けにきめられてしまった・・。

サポーターのテンションも下がりっぱなし。

後半小石投入で決定的チャンスを作るものの

今度は審判を敵に回してしまった!

パラシオスの服を引っ張ったとして小石がイエロー。

そんなわけないやろ!あの巨体が小石のあたりでたおれるはずがない。

むしろ倒されたのは小石だ。

いやーなムードの中、無常にも試合終了の笛がなった。

W杯明け鳥栖スタジアム皆勤賞のわれわれSAgANTORUだったが

ついに連勝伝説は崩れた。

後味の悪い逆転敗北。

それにしてもなあ。富永(元サガン鳥栖)!!

ヘッドの強い森田の上を行く強さだ。

まさに返り討ち!移籍の時はかなり痛いといわれていたが

ここまでとは・・。とほほ。なんで鳥栖は手放したんやろか。

気をとりなおしてセレッソ戦に挑むしかないぜ!