「天功マジック」04年3月21日アビスパ福岡戦

いや〜待ちに待ったホーム開幕戦しかも因縁のアビスパが相手とあって
試合開始は13時なのに7時台からごそごそ準備。ほんと遠足気分だもんね♪

開門の時刻に入ったメールではすでに門前には長蛇の列、駐車場付近も渋滞しているらしい・・。
12時に到着するとまたもやお行儀の悪いアビサポの汚いダンボール看板。
マナーはJリーグチーム内でも最悪と噂されるだけあるねぇ(笑)

試合開始前にはサガン鳥栖始まって以来初となる胸スポンサー
プリンセス天功様によるイリュージョンの花火ショー、
佐賀ミュージシャン浜根浩二の唄で最高潮のムードに達した。
しかも観衆8860人!前年から脱却した(?)チームへの期待が否応なしに膨らむ。

さあて松本サガンのホーム開幕戦となるわけだが、今日の布陣は
    
    羽畑 大実
竹村   伊藤   小石
    本橋  鈴木
 陽彦   中村   加藤
      シュナ潤         サブ 藤川 奈良崎 菅原 村主 山道
前節不発の鳴尾に換えてアビスパキラーの大実
朝比奈に換えて2003年は錆付いてしまった陽彦が久々のスタメン。
激戦区のGKは開幕戦に引き続きシュナ潤となった。
対するアビスパ
       太田
      ベンチーニョ
 古賀           宮崎
      ホベルト米田
 アレックス 蔵田 千代反田 平島
         水谷
FWは福嶋でも林でもなく195cmとでか杉電柱の太田。
サイドは小うるさい宮崎と古賀が入る。ボランチホベルトも前評判高いなあ。

どうみても福岡はサイド攻撃から電柱太田にボールを集めるという
わかりやす〜い布陣。ここは対峙するサイドの出来が試合を左右するであろう。

13時キックオフ。ピッチは小雨で芝が濡れ、滑りやすい。
選手が何度かこの芝に足をとられる場面が目立った。
・・・とはいいつつ、滑ってるのは鳥栖の選手ばかりやんけー!
前半から押されっぱなしの鳥栖は明確な福岡のサイドからの崩しに翻弄される。
平島、古賀から何度となくクロスを中央に集められ、ヒヤヒヤする場面ばかり。
「ヲイヲイ!サイド崩されっぱなしやっか〜!!!」ゴール裏から檄が飛ぶ。
1トップ気味に入る太田、マンマークに入った陽彦とは大人と子供のようなでかさで
空中戦を制するも、足下技術はヘボくて、決定機を外してくれる。
なんとか鳥栖も懸命のクリアをするがこれも福岡に拾われまくる。

福岡右サイドバックの平島がサイドを駆け上がりクロスボールがファーサイドの
ベンチーニョへ。ベンチーニョは中央の太田へ切返し。空中戦を制した太田は後ろへ軽く流すとそこへ
飛び込んだのは伏兵米田。ペナルティエリア外からのミドルシュートは
GKシュナイダーの左へ突き刺さった。
・・・ん〜・・3列目の選手にあんだけ美しいゴールをきめられるとは・・・。

前半10分で0-1のビハインド。
浮き足だつ鳥栖も前半戦の20分すぎにはようやく落ち着きをとりもどす。
ゴール右45度から本橋のFKは意表をついたグラウンダー。
惜しくもセーブされるも、去年とは違うFKという武器を鳥栖は得たようだ。
その後も左から本橋、右から伊藤とコーナーキックのチャンスを得るがフィニッシュまではいけず。
左サイドの竹村のクロスも大実の頭には合わない。

このまま前半戦は終了。
いかに前半戦の課題を修正してくるかが見ものだ。
ベンチーニョは下がり気味で太田の事実上1トップなワケでもう見え見えだしね
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後半開始後、課題を修正するどころかさらに輪をかけてサイドを崩され
太田に集める展開。後半20分過ぎにはベンチーニョのFKをドンピシャで太田の頭に
合わせられて2点目の失点・・。これって合わせて来るの明確やんか〜!
やはり今の鳥栖には高さのあるDFが必要だ。カメルーンのチュミを獲得するのせんの
開幕前に噂されていた件はどうなったんやろね〜?朝比奈もスタメン落ちだし。
とか思っているとその1分後には左サイド奥から古賀のクロスをまたもや太田の頭。
・・・分かり杉。
もうここで完全に勝負あり。後半鳥栖はチャンスらしいチャンスもなく
4失点、5失点もおかしくない一方的な展開で試合終了。
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本日のダメだし

サイドの小石、竹村はまったく機能せず、前線の羽畑までボール回ってないはず。
個人技で突破しようにもすべてカットされて逆にカウンターを食らう羽目に。
ボランチ本橋も敵のプレスにおされ気味でパスの出所なし。
いつも気迫をみせるカツもおとなしめ。
DFはるひこは太田のマークはずされまくり。
CB中村は酷評されていたが俺的には◎よくピンチを防いでいたと思う。
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いや、私的には去年負けを見つづけたわけで(今日で23連敗)敗戦は慣れつつあるが(笑)
おそらく「新生サガン」を期待してきたお客さんも多くいたことであろう。
この人たちにとって、そしてサポートしてくれる天功さんの面前でこんな試合では
ほんと、とーちゃん情けなくて涙がでるよ・・。
ゴール前整列した選手にはまたもやブーイング。どっからともなく選手にはペットボトル
が投げ込まれた。いや、ほんとにこの九州ダービーの意味、2004年なんとか存続して
開幕を迎えられたことの意味がほんとわかってるのかいな。
書きつつムカムカしてきたな。とほほ。