4月のポカポカ陽気の中、熱い戦いが始まろうとしていた。
鳥栖は前節のアウェイ大宮戦を落としたものの、その前は久々の快勝で
連敗をとめ、チーム状態はほどほどにいい。
ただ気がかりなのがこれまで三試合先発のGＫシュナ潤が指を骨折したことだ。
練習を見ていたさがんと〜る諜報部員の情報では矢部と山道が先発するらしいとの
ことだったがふたを開けてびっくりの前節から6人を入れ替えてきた。
この大胆なメンバーチェンジが吉と出るか凶とでるか・・・
羽畑 菅原
矢部
中村 伊藤 小石
本橋
山道 陽彦 朝比奈
富永 サブ 藤川 三好 竹村 村主 大実
特筆すべきは「次郎」＝やべっちと「太郎」＝菅原の先発起用だ。
やべっちは去年はケガに悩まされ、すっかり見る影もなくなった感がしたが久々の復帰。
しかもトップ下での起用でそれまでトップ下の伊藤が1段下がり、その下に本橋が入る形。
そしてＦW菅原。体調を崩したという鳴尾にかわってプロ初先発。あ、GK富永もね。
サガン鳥栖のマスコットのウイントス君今日もノリノリでコマネチをやったあげく
アウェイ側でも愛想ふりまき、ウイントスコールが仙台からあがるや場内爆笑。
なんだかなごやかな雰囲気で試合が始まった。
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序盤いい場所で鳥栖FKを得るもキッカーの本橋チャンスを生かせず
おもわず「川崎元気のほうがまだましやった・・」の声が漏れる。
その後のCKもアイデアなく決定機はつくれず仕舞い。
仙台も新加入の朝鮮秘密兵器 梁が鋭い動きをみせるもシュートは無難にGK富永がセーブ。
マンマークに入る朝比奈、山道が仙台の２トップ佐藤寿人と大柴を確実に殺しているのが効けているようだ。
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目がさめたのが前半15分。今日は左サイドの中盤に入ったヨシロー、独特の猫背ドリブルで
サイドを駆け上がったかと思うと強烈なミドルシュート！
低空のボールはキーパーのみ左手の先、ゴール右隅に炸裂！！！・・と思いきやポストに。
んんん・・惜しい！！ヨシローは確か元ストライカーのはず。いいものを持っているぜ！
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その後、ボールを支配したのは鳥栖。矢部、菅原、小石がガンガン放り込むも
仙台の高桑を誉めるべきかゴールならず。ただ羽畑、菅原をポストに、矢部、小石が絡み
なかなかいい形を作っているようだ。そして前半40分に転機が訪れる。
後方からのロングフィードを菅原が受け一気に抜け出そうとしたところをこらえきれず仙台がチャージ。
ゴール正面絶好の位置でFK（アテネ予選阿部勇樹のキメタ位置ね）
蹴るのは伊藤か本橋。ここまで『モノが違う』本橋を見たことなかったので「蹴るの伊藤やろ」の声がとぶ。
・・・しかし蹴ったのは本橋。ボールは壁を超えドライブ気味にゴール右上に突き刺さった！
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーール！
あひゃひゃ！やっぱ『モノが違う』わ！！
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この１点に喜んでいるのもつかの間、鳥栖が完全にペースをつかむ。
右からのクロスに羽畑のヘッドは惜しくもバーの上。つーか羽畑のヘッドはいつもバーの上・・
とか落胆する暇もなく、中盤でボールを受けた伊藤、前線へ絶妙のスルーパス！
オフサイドぎりぎりでどこからともなく飛び出したのは菅原でも羽畑でもなく矢部！
GKとの一対一をちょこんと合わせた技有りのシュートが転々と相手ゴールに転がり込んだ。
ヤッホーぅううう！これまでやられつづけてきた前半ロスタイムでの得点に再び歓喜の渦に。
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圧巻は後半１０分過ぎ。またもや中盤でボールを持った伊藤、右サイドの開いたスペースへ
ボールを流したと思いきや、トップスピードに乗った小石がこれまた絶妙のタイミングで走りこみ
ゴーーーーーーーーール！
いや〜参った！小石の２年ぶりのゴールもさることながら、完璧なタイミングで出された
伊藤の芸術的スルーパス。こりゃ２００４年ベストプレイと言っても過言ではあるまい。
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この後も押しまくって怒涛の連続コーナーキックなどやりたい放題の展開。
３-０での完封勝利。いや〜気持ちいいねこりゃ。
お立ち台は先制ゴールの本橋。口数は少ないが金一封をゴール裏に見せにくるノリノリ。
まあいいんだけどダメ出しすっと、コーナーキック飛びすぎなんで気をつけましょう。
やっぱ右サイドのコーナーは得点の匂いがしないからな〜。まあ今日は許す！
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そういうわけで１０位からランクアップで７位に浮上！上位も射程圏内に見えてきた。
陽彦が後半左腕を脱臼っぽくしてたのは気がかりだが次節ホームで連勝して
うまいビールを飲ませておくれよ！
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あ、初感染、いや初観戦の三根ストローネ＝カナッペさんお疲れっす！
初モノにつよいさがんとーる伝説は健在じゃ！
